生き方を考える

アラビア語論・言語論

「やっぱり」と「しっかり」の応酬が不安感と空虚感を加速する

 ■無意識に使われる二つの言葉 日常会話でほとんど無意識に使われることが多い「やっぱり」。そして、とりわけ頑張ろうとする人たちが、これも無意識に話に挟み込んでくる「しっかり」。この二つの言葉で埋め尽くされた言語空間こそが、不安と虚しさを生...
現代社会論

「VUCA」のダブルバインドから抜け出すためには?

■VUCAとは Volatility―変動性、Uncertainty―不確実性、Complexity―複雑性、Ambiguity―曖昧性の頭文字をとったビジネス用語で、もともとは1990年代に軍事用語として誕生し、今や経営者の常識であるらし...
現代社会論

群れから離れて世界を観よ:ソーシャルディスタンスについて

群れから離れて世界を観よ:ソーシャルディスタンスについて ソーシャルディスタンスという言葉が、社会的隔離のニュアンスを含みつつも用いられ続けているのは、群れることの閉塞感から離れ、パラダイムチェンジに備えようとする人々の無意識に支持されてのことなのかもしれない。
生き方を考える

いまさらだけれど、ラマダーンが人間であることの証明である件について

ラマダーン月の斎戒  目下、世界17.5億人のイスラーム教徒たちが臨んでいるラマダーン月の斎戒。様々な解説がなされるけれど、現象面からのアプローチが多く、しかも、一見とても奇異な文化的慣行ではあるのだけれど、様々な効用があるという指摘...
現代社会論

翼を広げて、飛べ!

翼は何のためにある?親鳥が雛を守り育むためにだけあるのか?雛はまだ知らない。それが飛ぶためにあるということを。 距離が近すぎると、翼をたたむことは覚えても、広げることをしなくなる。いや、翼があることにすら気づかない。飛ばなくて...
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