イスラーム法新論

アラビア語論・言語論

ラマダーンの「サウム」を「斎戒」と訳すことについて

ミツバツツジの花言葉:節制・抑制のきいた生活 少ない水の環境に耐え見事な花を咲かせることに由来するという ラマダーンは断食か? 今年のラマダーンも後半に入った。昨年に引き続きコロナ禍で信徒同士のイフタール(日没後の断食明けの食...
イスラーム法新論

2021年ラマダーンの開始日について(改訂版)

西暦2021年のラマダーンはいつから?一般に国際的に受け入れられているイスラーム暦によれば、4月13日(火)からです。手元のイスラミックファインダーのイスラーム暦カレンダーにおいても、ヒジュラ暦1442年のラマダーン月は、西暦2021年4月...
イスラーム法新論

2021年 ラマダーンの開始日について

西暦2021年のラマダーンはいつから? 一般に国際的に受け入れられているイスラーム暦によれば、4月13日(火)の日没後ころからです。イスラミックファインダーのイスラーム暦カレンダーによれば、ヒジュラ暦1442年のラマダーン月は、西暦2021年4月13日(火)からとなっています。
イスラーム法新論

自由意思という檻:愚か者の愚かな自己弁護

「意思」「意志」「決心」「決意」は大概はうまくいかない。よいと思って就職した先の倒産。首切り。最高のコスパを見込んで買った商品がすぐに故障。無料期間が過ぎた途端の割高な料金の設定。寝に帰る場所としてパワーマンション購入のテレワーク。しばしば意思に裏切られる。人間の意思では到底及びもつかない、必然と存在が一体となっている世界を前提にする。
イスラーム法新論

里親という希望の光

■ ストレスに傷つけられていませんか? 周囲から些細なストレスに対して、次のような反応に出会ったり、感じたりしたことはないだろうか。 「ストレスを自分に対する攻撃と受け止め、すぐさま反撃行動に出てしまう」 「暴力的な行動で...
イスラーム法新論

「クルアーン、スンナが時空を超えた真理を湛えている」について批判的に考えてみる

奥田は、「クルアーン、スンナが時空を超えた真理を湛えているのに対して、イジュティハードはそうした真理を個々の具体的な状況の中に取り込む人間の側からの働きかけである」とクルアーン、スンナとイジュティハードのイスラーム法の法源における位置関係を...
イスラーム法新論

聖典クルアーンとスンナは究極的で絶対的な法源なのか:イジュティハード新論⓵

イスラームの教えにおいては「アッラー以外に神はなし、ムハンマドはアッラーの御使いである」ことをあらゆる事柄の究極の原則とする。(奥田敦『イスラーム法における法発見の必然性と必要性:イジュティハードからみたシャリーアという法』(2004年、中...
イスラーム法新論

「認証をとっておけば大丈夫」という落とし穴、情報開示によるハラール対応

「ハラール」という言葉をご存知だろうか。「ハラール認証」「ハラール食品」「ハラールマーク」といった形で聞いたことのある方も多いかと思う。「ハラール」ではなく「ハラル」だったのではないかと思っている方もいるかもしれないが、これ...
イスラーム法新論

繋いだ馬と黄金の仔牛の像の教訓

《かれらに対して、あなたのできる限りの(武)力と多くの繋いだ馬を備えなさい。それによってアッラーの敵、あなたがたの敵に恐怖を与えなさい。…》(戦利品章60)。不信心者に対して、恐怖を与えるように力と多くの繋いだ馬を備えよという戦争抑...
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