笑いと祈りの意外な関係:「生きてるだけでまるもうけ」(明石家さんま)と聖典クルアーン「潤沢章」

さんまさんのトークに涙がこぼれるのは?

そのことは、「生きているだけで丸儲け」と言い直すこともできそうだ。この言葉は、明石家さんまさんの座右の銘として引かれることが多いけれど、生きているだけで、もうすでに大きな潤沢に恵まれているということだ[i]。離婚も、信じられない多額の借金も、すべてをハイルと受け止め、沢山の笑いに変えていく。それで人々の心も潤い、元気づけられるというもの。

おそらく、「お笑いか自殺か」という選択肢を迫られ、死の淵に立った彼だからこそ、その笑いには、生きることへの圧倒的な肯定があるのだと思う。気が付くと彼のトークに涙してしまう人がいるくらい、その笑いが支持される背景にはそんなことがあるのかもしれない。その意味で、「笑う門には福来る」という言葉も、真理を突いていることになる。

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