笑いと祈りの意外な関係:「生きてるだけでまるもうけ」(明石家さんま)と聖典クルアーン「潤沢章」

徴(しるし)を読む
深刻ぶるのはやめよう

「潤沢(カウサル الكوثر)」)は、元気のもと

究極的で絶対的な慈悲慈愛の存在たるアッラーが与えて下さっている潤沢が「カウサル」の解釈の一つである。つまり神の究極的で圧倒的な豊かさ。人生の達人は、常に、この豊かさに対して敏感で、ハイルとして受け止め、嫌なことであったとしても、ハイルとして流して生きていく。とりあえず、「ハイル」ととらえてみる。そうすれば、すべてが「ハイル(善)」になりうるというもの。元気が出なくなってしまっているようなときにこそ「ハイル」と言って「活動のもとになる気力」を取り戻すことも可能だ。

ハイルの語をこうやって解してみることによって元気の源や前向きでポジティブな生き方の組み立て方がわかるというもの。たしかに「潤沢章」(クルアーン108章)のこの節は、ムハンマドさん(彼の上にアッラーの祈りと平安あれ)に下されてはいるのだけれど、気づいても見れば、この世の中、アッラーの慈悲慈愛に溢れている。この慈悲慈愛のおかげで今日もこうして生きていられる。

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