イスラームは「進歩」を知らないのか?「進歩」を意味しうる4つの言葉

内藤正典先生のイスラームの「進歩」についてのご説明「イスラームは「進歩」しない。そういう観念自体がないと」いうご指摘(PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)2021年11月6日10:00 )に寄稿された「貧困の元凶」「女性の権利を剥奪」…タリバンを”悪魔”のように報じる日本のマスコミの呆れた不勉強さ 欧米の物差しでアフガンを見ている 」に対する疑問を提起した昨日の投稿(ビデオ)のなかで、説明が足りなかった部分を、4つのアラビヤ語単語を示し考えておきたいと思う。

「進歩」という言葉を、アラビヤ語に尋ねてみると、まず二つの単語が出てくる。

  • تقدم (タカッドム)progress
  • تطور(タタウウル)development

「タカッドゥム」は、クルアーンの中に登場する語だが、差し出す、先立つなどといった意味で用いられているため、「進歩」はないことになる。

「タタウウル」は、発展させるという意味での「タトウィール」とともに、アラブの経済・社会などの発展を指す時に頻出する言葉ではあるが、クルアーンの中には登場しない。

その点では、聖典上に「発展」という言葉がない中で、いかに「進歩」していくのかは、信仰と経済・社会の発展との整合性を取る上で大きな問題であるとは言える。

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