節制生活お疲れ様でした
2021年のラマダーンが最終日を迎えました。節制生活を送られた皆様、本当にお疲れ様でございました。
今年は、コロナ禍で全世界規模でイードの礼拝も自宅にて行うことを余儀なくされております。
自宅で行うイード礼拝
そこで、自宅で行うイード礼拝の最低限をお知らせしてみます。
まず時間ですが、日の出の45分後からズフル礼拝の45分前まで。
時間的な余裕をみれば、東京近辺の場合は、6時半から10時半の間に済ませれば問題はないでしょう。
イードの礼拝は、2ラクア
回数は、ファジュルの礼拝と同じ2ラクアですが、タクビール(「アッラーフ・アクバル」と唱えること)の回数が違います。
一回目のラクアでは、合計で7回。2回目のラクアでは、合計で5回です。
一回目のラクアでは、「ファーティハ(開端章)」の後に「(アル・アアラー)至高者章」(第87章)をそして2回目のラクアでは、「ファーティハ」の後に、「アル・ガーシヤ(圧倒的事態章)」(第89章)あるいは「アッ・シャムス(太陽章)」(第91章)を読むのが、スンナ(ムハンマドの言行)であると、モロッコのイマームによる下のURLでも説明があります。
そのURLではコロナ禍でモスクで祈ることができない非常事態のためにと、家でのイード礼拝がコンパクトに示されています。イメージがつかめないようでしたら、参考になさってください。
https://www.youtube.com/watch?v=KXO9Kf37WI4
イード礼拝の後は、通常であれば、訪問などを行って、1か月間の喜びを分かち合うとともに、互いのつながりを大いに温めるところですが、今年は、そのあたりの工夫も求められています。
「この世でもよく、あの世でもよい」
空爆するお金があるのなら、ワクチン接種に使ってください。
打つべきはロケットやミサイルではなく、ワクチンです。
立てるべきは、自分たちだけの権益や正義を守るための壁ではなく、世界の津々浦々に届く集団接種によるコロナウイルスを封じ込める免疫の壁です。
来世に託す前に、まだまだやれることはあるはずです。
当ブログの読者の皆様に、そして信者であるなしにかかわらず、世界の一人ひとりに皆様に、慈愛あまねき、慈悲ぶかき御方のご加護と祝福がありますように。
イード・ムバーラク
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